9月5日から10月12日まで、新潟県弥彦村で開催されていた天野 尚 写真展「創造の原点」には、期間中2万人以上の来場がありました。ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
今回の写真展は、今年8月に惜しまれつつこの世を去った天野 尚が、生前最後まで展示する作品の選定を行っていたもので、自身の創作活動の原点である自然を捉えたたくさんの作品の中から特に多くの方に見ていただき後世に伝えたいというものが選ばれていました。また、近年特に力を入れていた神社仏閣や庭園などの貴重な文化財を大判フィルムで撮影した作品や、最後に訪れた鹿児島で撮影されたモノクロのスナップ写真も展示され、まさに写真家としての集大成にふさわしい内容だったと思います。そんな特別な思いの込められた写真展をこれだけ多くの皆様にご覧いただけましたこと、天野も本望だったと思いますし、私たちADAスタッフとしてもたいへんうれしく感じています。
残念ながら天野自選の写真展は今回が最後となりましたが、ADAでは美しい自然を心から愛した天野の意志を引き継ぎ、今後もこういった写真展を企画していきたいと考えています。皆様、今後とも変わらぬご支援のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。
(M.A)