HOW TO 2019.02.15
素材で決まる水景の印象 -石の組み方-
水草水槽の楽しみの一つ、レイアウト制作。まずは「真似てみる」というのも上達方法の一つです。ここでは石組(いわぐみ)の3つのおもな配石パターンを紹介しますので、参考にしてみましょう。
1.基本にして王道の石組

メインとなる親石を中心に、その脇に副石、添石を配置するのが三尊石組で最も基本となる配石です。親石の傾斜が水の力を表し迫力を与えます。

2.ワイド感のある石組

先の尖ったタイプの石を放射状に組むスタイルの石組です。大小の石をうまく組み、ワイド感を出すことが肝心です。各石の向き、角度には特に注意を払います。

3.岩礁のような石組

海の岩礁地帯で見られるような石組のスタイルです。一枚岩になっているような連続性が感じられる配石と石の際の入り組んだラインがポイントになります。

石組レイアウトは、その構成がシンプルな分だけ難しさもあります。そのため、まずはここに紹介した基本的な石組の配石パターンを参考にして石を組んでみることをおすすめします。
水の流れによる力をイメージしながら、全体のバランスと連続性などを考え配石してください。春になれば川や海に出かける機会も増えてくるでしょう。そこで出会う自然景観からは、大いに学ぶチャンスです。
水の流れによる力をイメージしながら、全体のバランスと連続性などを考え配石してください。春になれば川や海に出かける機会も増えてくるでしょう。そこで出会う自然景観からは、大いに学ぶチャンスです。
レイアウトに取り掛かる前に
頭の中で考えているだけではなかなかアイデアはまとまりません。
そんなときにおすすめしたいのが、この記事でもご紹介したようにラフスケッチを描いてみることです。
そんなときにおすすめしたいのが、この記事でもご紹介したようにラフスケッチを描いてみることです。

思いつくままにアイデアをまとめスケッチを描いたり、また逆にスケッチを描いているうちにアイデアがまとまっていくこともあります。いずれにせよラフスケッチが描けないということは、レイアウトの完成形が自分の中で明確になっていないということであり、ラフスケッチはレイアウトの構想を練る一つの有効手段と言えるでしょう。